Concert

◉3月26日日曜日

 雨模様に関わらず、東京からご来場いただいた方、お近くにお住まいの方となごやかにお集まりいただき、私自身にとっては、三度目となるゴルトベルク変奏曲公開演奏だった。終了後、どうしてゴルトベルク変奏曲の演奏時間には、レコードやCDによってばらつきがあるのか、という話題に及んだ。皆様からそれぞれのご意見をいただき、ありがとうございました。

 

バッハの生きたバロック時代、大抵の曲には繰返し記号がついている。それは、形式上とも捕らえられるが、実際に繰り返して演奏することを促している。言ってみれば、時間がない時は、繰り返し省略してもよいけれど、本来は繰り返して、という風に考えられている。そして繰り返しの2回目は、少し趣旨を凝らして、装飾音符を沢山入れてみたり、音色を変えてみたり、音域を替えてみたり、と遊び心を加えて演奏家のセンスと技量を発揮することになっている。

 

それを逆手に取ったように、「繰り返しなし」で超スピーディ、超濃縮にして40分足らずでこの曲全体を、LP片面に録音したのが、あのグレン・グールド!今になれば、同時代のミニスカートの到来と同じ現象だったのかな?と思える。しかしやっぱりバッハで、どのように短くして着こなそうとも、ますます斬新に、本質に迫って聴こえてくる。グールドの手腕に世界中が唖然とさせられたものだった。

 

20世紀となり、バロック音楽の古楽器による演奏法の再構築がなされたのは、現代ピアノでバッハ を演奏する上でも影響があった。

 

そして21世紀ともなると多くの演奏家は、この曲の全部の変奏曲を繰り返す傾向に ある。バッハの望むところは何なのか?そしてネット配信による音楽の提供で、配信時間の制限もなくなっている。エコロジー的に音楽を急がず、ゆったり親密に味わう、といったバロック時代と共通した観念が、現代にも請われている。

 

結局、当日の私の演奏時間は1時間25分だったそう、普段何分で演奏し終えるのかなどと考えたことが無いのに、その話題となり、一体何に例えて良いやらだった。そうだ、グールドがミニスカートなら、昨今はドレープの多少入ったロングスカートということかも知れない。

 

 

2022年12月18日(日)14:00〜15:30 (13:30開場)

伊豆宇佐美 みのりの村 うぐいすの丘

第1回 かくれ家コンサート

 

【プログラム】

 ピアノソロ

 シューベルト:  即興曲op.142第3番

 ショパン: バラード第1番 op.23

 ラフマニノフ:  プレリュードop.23より第1番、第7番

 

 ヴァイオリン&ピアノ

 ドヴォルザーク: ロマンティックな小品より 第1番

  シューベルト:   セレナーデ

 フォーレ:小品   などなど

 

*ヴァイオリン:吉村潔子 

 

限定10席(コロナ対策・ゆったり間隔)

入場料 2500円(茶菓付き)

 

必ずご予約お願いします。会場「かくれ家」住所,詳細お知らせします。

メールの返信が2日以内に届かない場合、再度連絡お願いします。

 

【お申し込み・お問い合わせ】

080-4137-2882

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かん芸館


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大森智子ピアノ・ソロ&アンサンブル

王子ホール


2017年10月8日(日)

ピアノ三重奏に作曲者の深い思いを込めて…

王子ホール


2015年3月28日(土)/11月15日(日)

大森智子 空駆けるバッハ

王子ホール


2013年11月23日(土)

大森智子ピアノリサイタル ショパンとラヴェル

トッパンホール